白い渓谷 神秘のくじゅう小田川 冬期遡行
2010年12月

毎年、暖冬暖冬と言われてるが、今年は例年に無く、寒い冬の年であるとニュースは伝えてた。
歳の瀬迫る12月、とうとうやってきた、大寒波!九州北部の高速道路も雪のため全線通行止めに!
そんな寒波の中、九州本土最高峰のくじゅうに!目指すは、くじゅう唯一の沢登りのゲレンデ、小田川に。
夏は、にぎわうこの沢もこの季節は、どんな顔を見せてくれるのだろうか?

白い渓谷 神秘のくじゅうに会いに行こう。小田川冬期沢登り。 
登山口の気温はマイナス5度!さむっ。 冬靴にアイゼン・ピッケル装着。入渓しますよ!
最初はヤブが少しうるさいな〜。

凍った岩の上はバランスが大切!

凍土壁は、アックス・アイゼン前爪を使ってトラバース。落ちたら凍るぞ!WATAさん、かかとに重心のせて上手に進む。


冬期遡行は真剣勝負!

もちろん、替え手袋・替え靴下は必携です。
滝も水芯突破!果敢に攻めるぴろこ。・・・・・・靴下履き替えました。

前爪の使い方も慣れてきましたね〜。

原生林が広がると水量も少なくなってきたぞ。

水も枯れ、やがて二股に。  神秘の右俣をとる。

ベルグラの斜滝に、アイゼン前爪がきまった!と喜ぶぴろこ。

白い渓谷  神秘のくじゅう 小田川 源流部   
  しばらくは、ゆっくり歩こう。神秘の渓谷を 
渓巾も狭くなり傾斜もたってきた。 
ルンゼを詰めると見事な小尖岩が見えてくる。
傾斜がきつくなる。高度感が出てきた!
樹氷のアーチ
最後のルンゼを詰め上がるぞ!
白い珊瑚礁を泳ぐように抜ければ、縦走路へ。

扇が鼻へ!

くじゅうと言えども、稜線はデタラメに激しい強風。
すぐ退散!
下山は岩井川岳平原を通り、
樹氷の森を抜け下山!


『ここ、くじゅうだよね?』って歓声が上がるくらい、神秘的な、まだ見ぬくじゅうに出会えました。
くじゅうの懐の深さを感じる、そんな冬期遡行!  また会おう!


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